スターリーキューピッド

世間話や学校トークで盛り上がること、およそ30分。隣町に入った。

今回の行き先は──。


「どう? 空いてる?」

「空いてはいるけど……」


ゆっくり右折しつつ、カフェ裏の駐車場を覗く。

2台分停められるスペースには、どちらも地面に軽の文字が。


「先行ってて。他にないか探してくる」

「了解っ。行こう、美月ちゃん」

「はいっ」


予約時間も迫っていたため、車を降り、愛香さんと2人でカフェへ。

店員さんに案内されて、4人がけの席に座った。


「ここ、去年の秋にオープンして。前に言ってたパン屋さんと姉妹店なんだ。こっちはお姉さん、パンのほうは妹さんが経営してて、ここに名前が載ってるの」

「ほんとだ。小さく書いてある」


メニュー表を見てみると、パンの写真の下に、提供元であるパン屋さんの名前が書かれていた。

ロールパンとメロンパン。2個セットだから、サイズはお店のものより小さいみたい。