アドバイスを復唱し、スマホをいじり始めた。
愛香さんに頼むのかな……。
今まで振り回した分、断られはしなさそうだけど……惑星が惑星を食べるって。なんか気まずいな。ほぼ共食いみたいなものだし。
土星さんと海王星さんは、どんな気持ちなんだろうか……。
擬人化した彼ら(まだ会ったことないから想像で)を脳内に思い浮かべていると、得意げに語っていた彼と目が合った。
「副委員長は、惑星ケーキもう食べた?」
「まだ。来月に予約はしてるけど」
「委員長はー?」
「俺も美月と一緒。誕生日ケーキに予約してる」
なんの迷いもなく、サラリと答えた明吾。
委員会決めの際、馬場くんによって関係性を知られてしまった私たち。
名字だとよそよそしいだろうと、あの日から下の名前で呼び合っている。
はじめは毎日のように手に汗握っていたけれど。今まで徹底してきたのもあってか、勘ぐる人はおらず。
2人きりで話していても、クラス委員としての交流、仕事の話し合いだと思われてるみたいで。
幸い今のところ、友清くん以外で「付き合ってるの?」と尋ねてきた人はいない。
同じ町でも、通う学校が違うだけで、こんなにも質が変わるんだなぁ……。
愛香さんに頼むのかな……。
今まで振り回した分、断られはしなさそうだけど……惑星が惑星を食べるって。なんか気まずいな。ほぼ共食いみたいなものだし。
土星さんと海王星さんは、どんな気持ちなんだろうか……。
擬人化した彼ら(まだ会ったことないから想像で)を脳内に思い浮かべていると、得意げに語っていた彼と目が合った。
「副委員長は、惑星ケーキもう食べた?」
「まだ。来月に予約はしてるけど」
「委員長はー?」
「俺も美月と一緒。誕生日ケーキに予約してる」
なんの迷いもなく、サラリと答えた明吾。
委員会決めの際、馬場くんによって関係性を知られてしまった私たち。
名字だとよそよそしいだろうと、あの日から下の名前で呼び合っている。
はじめは毎日のように手に汗握っていたけれど。今まで徹底してきたのもあってか、勘ぐる人はおらず。
2人きりで話していても、クラス委員としての交流、仕事の話し合いだと思われてるみたいで。
幸い今のところ、友清くん以外で「付き合ってるの?」と尋ねてきた人はいない。
同じ町でも、通う学校が違うだけで、こんなにも質が変わるんだなぁ……。



