不意打ちのあだ名呼びとイタズラっ子な表情に、不覚にも胸が高鳴ってしまった。
ドキッと、って……そりゃするよ! それ幼稚園ぶりに聞くやつだし!
あと、急に顔近づけられたら、誰だって……!
「あー……自分で呼んでおいて恥ずいなこれ」
「もうっ、ほんとに……」
「ん? なんか言った? ってか顔赤くない?」
「ない! ほら、前にバレー部の子いるよっ」
お願いだから、今は顔見ないで。早く友達のところに行きな。
そう言わんばかりに背中を強めに押した。
まったくもう……これだから無自覚イケメンは。
部活仲間に肩を組まれて歩く幼なじみを睨みつける。
サラツヤな黒髪に白い肌、控えめで優しげな顔立ち。
パッと見はおとなしい印象だけど、性格は明るく誠実で、どこか茶目っ気があって。
これだけでもギャップ萌えには充分すぎるくらいの要素なのに……毎日私の趣味に付き合ってくれる懐の深さまでも持ち合わせている。
ドキッと、って……そりゃするよ! それ幼稚園ぶりに聞くやつだし!
あと、急に顔近づけられたら、誰だって……!
「あー……自分で呼んでおいて恥ずいなこれ」
「もうっ、ほんとに……」
「ん? なんか言った? ってか顔赤くない?」
「ない! ほら、前にバレー部の子いるよっ」
お願いだから、今は顔見ないで。早く友達のところに行きな。
そう言わんばかりに背中を強めに押した。
まったくもう……これだから無自覚イケメンは。
部活仲間に肩を組まれて歩く幼なじみを睨みつける。
サラツヤな黒髪に白い肌、控えめで優しげな顔立ち。
パッと見はおとなしい印象だけど、性格は明るく誠実で、どこか茶目っ気があって。
これだけでもギャップ萌えには充分すぎるくらいの要素なのに……毎日私の趣味に付き合ってくれる懐の深さまでも持ち合わせている。



