目を見開いたまま、口をあんぐりと開けている。
私も、災いが来ることしか聞いてないんだよね。
私はテレビ番組で知ったけど、みんながみんな同じところで知ったわけじゃないだろうし。
特にネットだと色んな意見があるから、少しずつ違うのはそのせいかも。
「真中は?」
朝佳ちゃんが、教科書を読んでいる明吾にも意見を求める。
「俺も災いが来るとしか聞いてない」
「美月ちゃんは?」
「私も、明吾と同じ」
チラッと、左隣を見て、視線を元に戻す。
吐き捨てて走り去った翌朝、家族に気を遣わせないようにと、お互いに謝り合った。
けど、まだちょっぴり気まずい空気が流れてて。今日も挨拶した時の1回しか目を合わせていない。
「逆に宇宙人ってどこ情報なの」
「学校で一緒にミステリーサークル観たじゃん。覚えてないの?」
「覚えてるけど……あれでそう思ったの?」
「そうだけど……」
「おいおい、それはちょっと短絡的じゃねーか? 確かに不気味だったし、俺も最初はUFOかとも思ったけど、それだと宇宙人がかわいそ……」
私も、災いが来ることしか聞いてないんだよね。
私はテレビ番組で知ったけど、みんながみんな同じところで知ったわけじゃないだろうし。
特にネットだと色んな意見があるから、少しずつ違うのはそのせいかも。
「真中は?」
朝佳ちゃんが、教科書を読んでいる明吾にも意見を求める。
「俺も災いが来るとしか聞いてない」
「美月ちゃんは?」
「私も、明吾と同じ」
チラッと、左隣を見て、視線を元に戻す。
吐き捨てて走り去った翌朝、家族に気を遣わせないようにと、お互いに謝り合った。
けど、まだちょっぴり気まずい空気が流れてて。今日も挨拶した時の1回しか目を合わせていない。
「逆に宇宙人ってどこ情報なの」
「学校で一緒にミステリーサークル観たじゃん。覚えてないの?」
「覚えてるけど……あれでそう思ったの?」
「そうだけど……」
「おいおい、それはちょっと短絡的じゃねーか? 確かに不気味だったし、俺も最初はUFOかとも思ったけど、それだと宇宙人がかわいそ……」



