始まりは偽彼氏、でも本気の恋




まさかOKしてくれるとは思っていなかったからびっくりしているけど、成瀬くんが頷いてくれたのだから。



「本当にありがとう!今度の花火大会までだけど、よろしくお願いします」



感謝とこれからのことをお願いする気持ちで深く頭を下げた。



「こちらこそ。改めてよろしくお願いします」



交わした握手は今までで1番温かった気がした。



これで花火大会を2人で過ごす時間を作れる。



「でも偽彼氏になるとして、俺は何をしたらいい?花火大会と友達に合う時に行けばいいだけ?」



彼氏役を努めてくれる成瀬くんにこれ以上わがままは言いたくない。



もう散々すぎるほどのわがままを聞いてもらったのだから。



「そうだね。その日に来てもらったら大丈夫かな。成瀬くんも忙しいだろうし」



成瀬くんだって彼なりの夏の予定があるはずだから。