始まりは偽彼氏、でも本気の恋




これから大変なテストだというのに、また新たに問題を抱え込んでしまった。



さらにこれは萌花達に相談することはできないから私自身で抱え込み、解決方法を見つけ出すしかない。



「....はぁー」



それでもため息が漏れてしまうのは許してほしい。



こんな状態のままじゃまた萌花に心配されてしまうから、学校ではかなり気を付けているけれど。



正直いつボロが出ててもおかしくない。



「今日8回目のため息だよ?」



考え込んでいるとふいに横から声をかけられた。



「...成瀬くん」



いつの間にか私の横に来ていた成瀬くん。



──そうだ、私は塾に来ているんだった。



「ごめん。そんなに人前でため息ついてた?」



「そんな大げさじゃないけどね。何かあった?」



自分で悩んでいるのに、人前で何回もため息つくなんて図々しいよね。