始まりは偽彼氏、でも本気の恋




英語は結構積み重ねの部分も大きいから、忍くんの中にも基礎はできていると思うんだよね。



今までもそれなりの点数をとってきたわけだし。



「忍くん、少しだけテキスト借りてもいい?」



「いいけど、何するの?」



「ちょっとだけ追記させてもらうね」



私の考えがあっているなら、この方法でも忍くんは解けると思うんだ。



借りたテキストに記載されている文章を読んで、少しだけ私の言葉で追記をしていく。



これだけのヒントがあれば今の忍くんなら解けるはず。



「よしできた。このテキストで一度解いてもらってもいい?」



「オッケー!俺の実力見せてやるぜ」



腕まくりして意気込む忍くんを見ながら、私は軽いまとめに入る。



自分の宿題に集中してしまうと、もし忍くんに声をかけられたら反応できないかもしれないから。