始まりは偽彼氏、でも本気の恋




自分の宿題がひと段落ついたところで、2人の言い合いは終了していた。



あれだけ言い合っていてもちゃんと萌花の説明を理解したらしく、黙々と古典のテキストを解き進めていた。



忍くんは普通に地頭は良いと思うから、何かきっかけがあれば大丈夫な人。



自分の脳内で1つに繋がる道筋ができればババっと理解できる。



「これで古典終了!次は英語だな。愛莉、お願いします!」



今度は忍くんが私に向かって頭を下げた。



さっきまでは自分の宿題を進めさせてもらったから、今度は私が頑張らないと。



「私も厳しくいくよ?忍くんには頑張ってもらいたいから」



「よろしくお願いします!」



萌花につられたのか、私もスポ根ドラマに出てくる先生みたいなセリフを言ってしまった。