そんな私の笑みに気づいたのか、萌花がジトっとした視線を向けてきた。
「愛莉....何か失礼なこと思ってないよね?」
「まさか、そんなこと思っておりませんとも。忍くんらしくて素敵だなと思っただけ」
「..........」
そう答えても萌花からのジトっとした視線は変わらなかった。
そんな中で忍くんが戻ってきて、私と萌花の空気は打ち破られた。
持ってきてくれたお茶をいただいてから、さっそく勉強会スタート。
忍くんが言い出したことではあるんだけど、萌花や私にとってもありがたい機会。
私と萌花は得意教科がかぶってないから、互いに教えることができる。
萌花は国語や歴史系が得意な文系タイプ、私は逆に数学や英語が得意な理系タイプ。
ただし理科は種類によってかなり分かれてて、化学は得意なんだけど物理はあまり得意じゃない。



