「ありがとうございます」
お母さんにペコリとお辞儀をして、忍くんの部屋へ向かう。
何回かお邪魔するうちに忍くんのご家族とも打ち解けることができた。
優しくて穏やかなお母さんと、同じく柔らかな雰囲気を持つお父さん。
忍くんがこんな素敵に育った理由が分かった。
きっと優しいご両親に愛されて温かい環境で育ったのだろうなと。
忍くんの部屋にお邪魔させていただき、大きめのテーブルを3人で囲むようにして座る。
「忍、勉強始める前に飲み物だけもらってもいい?さすがに喉乾いちゃって....」
「おぅ!3人分持ってくるから少し待っててくれ」
そう言って忍くんは部屋を出ていった。
相変わらず萌花のお願いは絶対に断らない忍くんが忍くんらしくて少し笑ってしまう。



