始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「成瀬くんと約束したことは、私も忘れてないからね?」



「忘れてたらさすがの俺でも怒るよ?もうあんな思いはしたくないから」



退院する時に成瀬くんと私が交わした約束。



『今後は絶対に無茶をしないこと。抱え込むくらいならどんなことでもいいから俺に話して。約束だよ?』



人が目の前で倒れるなんて、普通に人にとったら遭遇すること自体がなかなかない光景。



その人によってはトラウマレベルの光景を見せてしまったのに、変わらない彼の温かさが嬉しくて。



彼と交わした約束を私は生涯守ると誓ったんだ。



「本当に成瀬くんには感謝してもしきれないなぁ。いつも私も助けてくれてありがとう」



あの時のことも、勉強のことも、私はいつも助けてもらってる。



いつか彼に恩返しをしたいけれど、私の力で出来るかな。