「あたしもそう思ったの。それに、こういう感じの方が愛莉は好きでしょ?」
分かってるからと言わんばかりの華麗なウィンクを送られた。
「......さすがだ」
もう私の心は萌花に落とされている。
どれだけ高い壁を建てたとしても、彼女の前では意味がないと思っている。
萌花にしかない力であっという間に壁なんてぶち壊されてしまうんだから。
「あったりまえでしょ~。愛莉の友達なんだから!」
嬉しそうに笑う彼女の姿を見るだけで私は幸せ。
他の人に比べても喜怒哀楽の感情をあまり大げさに出したりしない私と、素直で感情が分かりやすい萌花。
けど決して子供っぽいというわけではなくて、人のことをよく見ているし洞察力もある。
人の気持ちに機敏な彼女だからこそ、いつも周りに人の集まりの中心にいる。



