【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




自分の中に抱え込みすぎたものが消化しきれないくらいに膨らんで、どうしようもできなくなってしまった。



そして寝ることすらできなくて、フラフラの状態になって周りの心配も素直に受けとれなかった。



あの時の私は本当に嫌な奴だったと思う。



自分では抱えきれないくせにバレバレの無理をして、周りの制止も振り切って。



そして塾からの帰り、心配してくれた成瀬くんが送ってくれるとなった時、駅構内で倒れた。



成瀬くんの目の前で倒れたから、彼が急いで救急車を呼んでくれて病院まで付き添ってくれたらしい。



私が目を覚ました時は病院のベッドの上で、隣には大我が泣きそうな表情で座っていた。



その後、私に抱きついて大粒の涙を流しながら大声で泣いている小さな弟の姿を見て、心底後悔した。



私はなんておろかなことをしてしまったのかと。