始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「島さん、今から帰るよね?一緒に帰ってもいい?」



「いいよ。一緒に帰ろ」



荷物をまとめて教室を出ようとしていた私に成瀬くんが声をかけてくれて、一緒に帰ることに。



成瀬くんの最寄り駅は私と同じ路線らしくて、こうして一緒に帰ることもある。



でも朝に電車で成瀬くんと出会ったことは一度もないから初めて知った時は驚いたけどね。



もしかして私が気づいてないだけですれ違ってたりするのかな?



そしたら成瀬くんのことだから声をかけてくれそうな気がするけど。



それとも朝の私が不機嫌なオーラを出しすぎて、あの成瀬くんでも声をかけられないとか?



私自身、そんなに朝が弱いと思ってはいないんだけどたまに大我に言われることがあるからなぁ。



家を出るまでにはちゃんと目を覚ましているつもりだけど気を付けないと。