始まりは偽彼氏、でも本気の恋




あんな中から私が帰ろうとしているところを見つけて声をかけてくれたんだよね。



明るくてフレンドリーでみんなからもいじられているけど、とっても素敵な先生だ。



本当にそろそろ帰らなきゃ。



放課後、塾がある時はさすがに帰りが遅くなるから夜ご飯は用意だけしておいて先に食べてもらってる。



家に着くのは21時過ぎるのは当たり前だし、こんな遅い時間まで大我には起きていてほしくないから。



先に寝ていてと言っても最近は起きて待っていることもあるから、それが不安なのだけど。



だけど今の私にはこの塾を辞めるという選択肢を取ることはできない。



この塾に通い続けることは大我の幸せを守っていく力に繋がると信じているし、自分の力になると信じているから。



そのために私は知力を蓄えて、大切な人を守れるだけの力をつけたい。