始まりは偽彼氏、でも本気の恋




ここまで人に対して的確な説明をできるのは、自分の中で完璧に理解できている証拠。



じゃなきゃこんなに分かりやすい説明はできないと思う。



普通に生きていたら交わらなかったであろう成瀬くんと、この塾で知り合えたことは本当に良かったと思う。



同級生でここまでわかりやすい説明で教えてくれる人は出会ったことがなかったから。



「光輝~。分からないところがあるから教えてほしんだけど、いいかー?」



「オッケー。ちょっと待ってて」



「島さん、ごめん。行ってくるね」



「全然気にしないで。後は自分で解けると思うから。いってらっしゃい」



準備をしてから成瀬くんは呼ばれていた人達のところへ向かった。



成瀬くんの教え方が上手いことはこの塾に通っている人達ならみんな知っている周知の事実。