分からなかった課題もここで仲間達に相談できるし、先生にも気軽に相談できる。
ここも私にとっては大切な居場所だ。
すると、隣の席に誰かが座る気配がした。
「今日もギリギリだね」
「でも間に合ったでしょ?今日は割と早めに来たつもりだったけどなぁ」
「私にすればいつもと変わらないように思えるよ」
「ハハッ。耳が痛いな」
そう言って爽やかに笑う彼は、成瀬光輝くん。
私と同い年で一緒のこの塾で学んでいる爽やか少年。
この塾で知り合ってから半年くらいになるけど、いつの間にか色んなことを話す仲になった。
なんだかんだで彼が入ってきた初日からある出来事で知り合ったからかな。
「光輝~、遅かったじゃないか。どっかで遊んできたのか?」
「そんなわけないでしょ。学校での授業が延びて遅れたんだよ」
「本当かぁ?」
そんな彼は社交的な性格で明るく人見知りをしないから、このグループの人気者。
男女問わず、誰とでも仲良くなれていつも彼の周りには人が集まっている。



