始まりは偽彼氏、でも本気の恋





扉を開けて、受付のお姉さんに挨拶をして指定された教室へ向かう。



このビルの中に何室か部屋があって、それぞれにルームナンバーがついている。



今日は305室ということだったから、そのまま部屋に向かってノックをしてから入る。



「おはようございまーす」



「「おはよう~」」



部屋に入ると、すでに何人か学生の子達がいる状態だった。



開いている席に座って鞄から筆記用具を取り出して準備しておく。



この桜塾は少人数の担任制で、おなじみのメンバーが揃っているから気心知れている。



先生も各グループに1人専任でついているから、ほぼほぼ学校と変わらないような感じ。



クラスよりは少人数だけど、マンツーマンほど気まずさもないから私はこのスタイルが1番好き。



学びやすい雰囲気で良い人も多いから、高校1年生の時から通い続けている。