2人と別れて、1人になった教室で20分くらい待っていると再びスマホにメッセージが届いた。
『校門のところに着いたよ。準備できたら来てね』
愛しい彼からのメッセージに心がどんどん温かくなる。
既に帰る準備はできているので、急いで教室を出て校門へ向かう。
暑い日差しの中でも、すぐに見つけられる。
だって私の目はいつでもあなたのことを探しているのだから。
「光輝くん!」
校門のところに立っている制服が違う彼はかなり目立っている。
今までならこんな大勢いる中で声をかけることはためらっていたけど、今は違う。
私はこの成瀬光輝くんの彼女だから自信をもって駆け寄ることができる。
「愛莉!早かったね。もしかして待ってた?」
「少しだけね。でも、光輝くんと帰りたかったら嬉しい」



