始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「じゃあ僕はもう寝るね。おやすみなさい」



「おやすみなさい。ゆっくり休んでね」



眠たそうに目をこすりながら、自分の部屋へ入っていった大我を見送る。



現在の時刻は21時20分。



ここからがようやく私の時間の始まり。



置いていた鞄から、何冊か教科書を取り出して配られたプリントも机の上に出す。



今日与えられた宿題は今日中に終わらせないとどんどん溜まっていってしまう。



日本史と物理で出されたそれぞれの宿題を、まとめたノートを見ながら解いていく。



提出期限は設けられているけど、それより早く提出しろと言われることも少なくない。



その宿題に似た確認テストを翌日に出されることも多くて、点数がとれないと追加課題を出されることも。



本当にうちの高校は後回しにしたら後に地獄を見るのだと1年生の時にみんな学んでいるから。