【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




申し訳なさが込み上げてきて、これほど時間よ戻れと願ったことはない。



私のそんな気持ちを知らないまま光輝くんは話を続ける。



「その人は他校に通っているけど塾が同じで、いつも優しくて温かくて笑顔が素敵でまっすぐな人」



「......................」



しかも桜塾に通っている塾の誰か....。



私、本当に最低なことをお願いしてしまったんじゃ....。



同じ部屋で勉強しているメンバーとは限らないけど、もしそうだったら誤解されているはず。



つまり光輝くんの好きな人に最低最悪な誤解を招いたのは紛れもない私だ。



もし他の部屋の子だとしても一度もあったことがないとは限らない。



噂が広まって誤解されている可能性だって大いにある。



そんなことになっていたら、私が光輝くんの恋を邪魔したことになる.....。