【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




どんな恋をしたらあんなにもかわいい女の子になれるのかな。



好きな人ができたら?その人と両想いになったら?大好きな人から愛されたら?



いつか私でも分かるようになるのかな。



──光輝くんが好き。



この気持ちに嘘偽りはないけれど、伝えようとは思えなかった。



だって友達の恋を応援したいがために偽の彼氏なんて突拍子もないこともお願いして、その過程で好きになりましたなんて伝えることが私に許されるの?



みんなみたいにたまたま出会って関わるうちに恋をしましたというストレートな感じではないから。



私の抱いてしまった気持ちを伝えることが許されない気がしたの。



花火大会という今日が終わってしまえば、私と光輝くんの関係は偽の彼氏彼女のレッテルが剥がれて普通の塾仲間に戻る。



元々その約束で始めたことだもん。