【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




さっきまでは始まったドキドキ感の方が強かったのに、もう既に終わりを意識してしまう。



この時間が過ぎていくのが早すぎて、私の方が追いつけていない。



「........」



周りには恋人と思われる人達がたくさんいる。



楽しそうに笑いながら、見つめあいながら話している姿はとてもかわいくて輝いている。



その姿は見ず知らずの私から見ても幸せなんだろうなと感じとってしまうくらい、温かな雰囲気に包まれている。



恋している女の子はみんなかわいいと言うけれど、それは本当なのかも。



もちろん浴衣を着てメイクもばっちり決めて髪型もアレンジして、時間をかけて頑張ったんだろうなと分かる。



好きな人にかわいく思ってもらいたい、その一心で。



でも彼女達がかわいく見えるのは外見だけじゃなくて、内側からにじみ出るかわいさだと思う。