【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




なんかもうこのまま自然と別れた方がいい気がしてきた。



じゃあ別れて行動しようかといきなり切り出すのも変だし、このまま自然に別行動した方がいいよね。



この人混みなら自然と別行動できそうだし。



「...光輝くん、今から別行動になっても大丈夫?」



隣にいた光輝くんに小声で話しかける。



「うん。俺は問題ないよ」



「ありがとう。じゃあ今から別行動にしよう」



とりあえずこの判断を何とか、忍くんに伝えないとと思って後ろから視線を向け続ける。



後でメッセージで送ってもいいけど、それに忍くんが気づかない可能性もあるし....。



すると私の熱心な視線に気づいていてくれたのか、忍くんが振り返ってくれた。



”ここで別行動しよう”



声に出すと萌花にもバレてしまうから、口パクでゆっくり伝えると忍くんも軽くうなずいてくれた。