【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




集合場所に向かう途中でたくさんの人とすれ違った。



女の子達はみんなかわいい浴衣を着ていて、きっと目的は私達と同じなんだろう。



この一大イベントに色んな気持ちで臨んでいる人がいると思うけど、みんなが幸せな結末になりますように。



名前も知らない人達だけどそう願わずにはいられなかった。



「愛莉、もう忍達来てるね。少しだけ急ごう」



「うん!」



人混みの中でも集合場所に2人がいることを確認できた萌花に声をかけられて、少しだけ急ぐ。



だけど浴衣なんて着慣れていないから早歩きすることも一苦労。



この綺麗に仕立て上げてくれた姿を保つには、小さめの歩幅でちょこまか歩くことが一番だしね。



それなのにどんどん増えてくる人にぶつかりそうになることが多くて、気を抜くとこけてしまいそう。



....これは気合をいれないと。