始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「ごちそうさまでした」



温めたものばかりの料理だったけど、完食してくれた。



「お粗末様でした。もう遅いし、早めにお風呂入ってきてね」



「はーい。行ってきます」



タタっと駆けていく姿は、それだけで愛くるしい。



大我がお風呂に入っている間に、洗い物を終わらせて洗濯物もたたみたい。



1人になって静まり返ったリビングはどことなく冷たさを感じて、好きじゃない。



誰もいないはずなのに圧迫されている感じがする。



そんなことを考えて少しの息苦しさを感じつつ、早めに洗い物を終わらせる。



この豪華なシステムキッチンのおかげで、洗い物を早めに終わらせることができるのは利点だ。



洗い物が終わったタイミングで冷蔵庫を確認すると、食材が減ってきていて今週中には使い切りそう。



もう少し持つかと思ったけど、今週のどこかで買い物にも行かなきゃ。