「はい、萌花も完成。次はメイクをするから愛莉ちゃんの隣に座って」
「お願いしまーす」
萌花と並んで座って、お母さんに順番にメイクまでしていただく。
普段は自分でも軽くメイクはするけれど、今回は浴衣に合わせたメイクをしようとのことでお母さんにやっていただけることに。
人にメイクをしてもらうのは初めてだったけど、優しい手つきで途中眠くなってしまった。
スラスラと流れるようにメイクをしていく姿はカッコよくて、プロのメイクさんと言われても信じてしまうくらい。
「よし、これでいいかな。2人とも目を開けてみて」
ずっと閉じていた目を開けると、目の前に鏡にうつる自分の姿。
「.......!!」
視界がはっきりして自分の姿が明確になり思わず息をのむ。
───あまりにも普段の自分とは違いすぎて。



