【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「見ない間にますます綺麗になったわねぇ、愛莉ちゃん」



「私がですか...?」



いきなりお母さんからそんなことを言われて、びっくりした。



「えぇ。今までも美人さんだったけれど、より綺麗さに磨きがかかった気がするわ。もしかして恋してる?」



「えっ....」



まさかの質問に分かりやすすぎるくらい動揺してしまった。



「何言ってるの、お母さん。愛莉にはすごく素敵な彼氏がいるんだよ~」



「そうだったの!?それなら納得だわ。女の子は恋するほどかわいく美しくなっていくものだから」



もしかしたら私の恋心は隠しきれないほど溢れてしまっているのかもしれない。



今日までは偽の彼氏彼女だけれど、光輝くんが好きな気持ちは間違いなく本物。



その気持ちに気づいた日から大切に心の中で秘めていた思い。