【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




いつもは時間をかけるご飯も私1人だけだから、パパっと作って席に着く。



それに今日は屋台も出る予定で、色々と食べたいからあまり多くは食べないようにしようと決めた。



ふぅーと一息つくと色々思い出してしまう。



萌花と忍くんの恋を成就させるチャンスだと思って行動したことで、光輝くんと偽の彼氏彼女になった。



いつもは塾で話している彼と偽のカップルになる日が来るなんて思いもしなかった。



それでも彼と偽カップルとして過ごした日々は決して長くなかったけれど、どれも濃くて色鮮やかに焼き付いている。



塾で普通に話していた時よりも彼のことをたくさん知ることができた。



光輝くんの温かな優しさ、その中にある影。



一緒に過ごすうちに光輝くんのことを、本当に好きになることができた。