【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「光輝くんはみんなから好かれる人気者で太陽な人です。でも、時折どこか影を感じるような時がありました。具体的に何がとは伝えられないですが」



いつも優しくて明るくて、困った時に手を差し伸べられる温かい太陽のような存在。



この一文は間違いなく光輝くんを表している。



だけど、たまにふとどこか影を感じる時があった。



全部が真っ白じゃない、誰にも見えない黒い部分。



「その影の違和感が分かったんです。彼の軸を決めたこの経験がその正体だと」



きっと光輝くん自身が誰にも見せないようにしてきた部分。



「そっか。愛莉ちゃんは本当に光輝のことをよく分かってるのね。私も敵わないかも」



「...⁉︎そんなことないです!私が勝手に思ってるだけですから」



今は光輝くんがいないから、好き勝手に思ったことを言ってるだけ。



合ってる確証もないし、的外れなことを言ってるかもしれない。