【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「えぇ。そんな簡単に人様に話す内容ではないし、知っているのは、本当に親しいごくわずかの子だけ」



「.....そうなんですね」



もちろん、内容からしても気軽に話せるようなものではない。



「愛莉ちゃんに話したのは知ってほしいと思ったから。それくらいに信頼していたのよ」



「でも....あの時、私は光輝くん達のお父さんがいないことを不思議に思って尋ねました。だから渋々教えてくれたんじゃないでしょうか?」



あれは自発的にというよりも、私がお父さんのことを聞いた時に明らかに空気が変わったから。



私を納得させるために仕方なく話した可能性の方が高い気がしてしまう。



「それでも、ごまかすことはできたと思う。仕事に行ってるとか出張してるとか。そう答えたとして愛莉ちゃんは納得したでしょ?」



.....確かに。