【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「今日は本当にありがとうございました。突然お邪魔してしまったのに、こんな時間までお世話になってしまって...」



そういえばお礼をちゃんと言ってなかった気がして、伝えたけど今更すぎるかも。



「いえいえ。光輝も乃々香も楽しそうにしていたし、私も楽しかったのよ?」



自分の気持ちよりも子ども達の姿が先に出てくるところが何よりも2人を大切にしているんだなと思った。



お母さんからすれば愛した旦那さんはもう亡くなってしまっているということだもんね。



愛した人を突然亡くした時の悲しみや苦しさなんて想像することさえ出来ないけど、どうやって乗り越えたんだろう。



どうして今、こんなにも素敵な笑顔で笑うことができるんだろう。



私には計り知れないマイナスの感情を抱いたはずなのに。