【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




最後に光輝くんと乃々香ちゃんにもう一度手を振って車に乗り込む。



私は道案内含めて助手席で、後部座席には大我を乗せる。



お母さんが運転席に乗り込み、静かに車は出発した。



動き始めて数分後、後ろから規則正しい寝息が聞こえてきた。



大我、寝ちゃったかな。



まぁ乗り込む前からもう半分くらいは意識が飛んでいた気がするし。



それにいつもなら布団に入ってと私が言う時間だしね。



「大我くん、寝ちゃった?」



「はい。せっかく運転していただいているのにすみません」



「ふふ、いいのよ。寝れるくらいの運転を出来ている証拠だと思うと嬉しいわ」



あくまで前を見ながら笑ったお母さんの姿は、やはり綺麗だと思う。



とても温かい人だと思うけど、どちらかというと太陽より月が似合うタイプだと思う。