どれほどの悲しみが苦しみがご家族を襲ったんだろう。
「父さんが亡くなったのは俺が中学3年生の時、高校受験を終えた俺を車で送ってくれている時だった」
「.....それって..!?」
お父さんが亡くなる時に、光輝くんもそばにいたということ...?
「父さんの運転する車に乗って帰っている時に、対向車が信号を無視して俺達の車めがけて突っ込んできた」
「.......!!」
「その瞬間のことは覚えてないんだ。ただ体中が痛くて息をするのも辛くて目を開けた時に見えたのは、俺を抱きしめながら血を流していた父さんの姿だった。
しばらくして救急車が来て俺と父さんは救出されることになった。
だけど、対向車が突っ込んできてめり込んでいたせいで車から出すのに時間がかかったんだ。
そして俺と父さん、どちらを先に助けるのか、その選択を迫られた」



