【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




光輝くんに着いていった先の部屋は小さめな和室のお部屋。



そして奥には仏壇があった。



「ここって....」



「父さんの仏壇がある部屋。あれが俺達の父さんなんだよ」



奥にある仏壇の中央に写真が飾られていて、その写真の人物は朗らかな表情をしていた。



この人が光輝くんと乃々香ちゃんのお父さん....。



どことなく光輝くんに似ていて、爽やかで明るい人だったのだろうなと勝手に想像した。



「父さんは2年前に亡くなったんだ。交通事故に巻き込まれて」



「2年前....」



2年という時間は、彼らにとって長かったのか短かったのか、私にはわからない。



だって時の流れはみんな同じといえど、時の進みの感じ方は境遇によって異なるものだと思うから。



特に2年前といえば光輝くんは中学生で、乃々香ちゃんは小学生という幼さ。