【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




あぁ、なんて素敵な大きな温かいお母さんなんだろう。



光輝くんや乃々香ちゃんがどうしてあんなに素敵な良い子で育ったのか、このお母さんがいるなら当たり前だと思えた。



こんなに素敵なお母さんがいて、素敵な子ども達に育たたないわけがない。



....駄目だ。



この成瀬家は既に濁っている私にはあまりにも眩しすぎて目が眩みそう。



もし成瀬家で大我も育つことができたら、辛い思いをさせることもなかったのかな、なんて思ってしまう。



「おーい、愛莉ちゃんこっちに来てよ~」



お母さんと話していたところ、テレビ前のソファに座っていた乃々香ちゃんに呼ばれた。



「はーい」



と、返事だけして、お母さんにペコリと頭を下げて乃々香ちゃんの方へ向かう。



私もこのお母さんと出会えて、本当に良かったと思った。