「....理由、ですか?」
「えぇ。きっと2人は愛莉ちゃんのまっすぐさと温かさに惹かれたのね」
「私の温かさと優しさ....」
そんなものが私にあるの?
あんなに冷たい人達から生まれて、私もいつかはそうなってしまうのではないかと怖くなる時もある。
「そう。私も愛莉ちゃんを見た時にすぐ感じたわ。大人になると、人を見る目は多少鍛えられるものだからね」
「....そうなんですね」
自分ではあまり信じられないけど、このお母さんの目は嘘をついていないと信じられた。
「うちの2人はとても良い人に出会えたことが嬉しいの。光輝もあなたのことをとても大切に想っている目をしていた。だから、愛莉ちゃんが良ければずっと仲良くしてあげてね」
「そんな...!私の方が光輝くんや乃々香ちゃんに良くしていただいているばかりで....」
「愛莉ちゃん、うちの子達に出会ってくれてありがとう。何か困ったことがあったらいつでも頼ってくれていいからね」
「......っ!」



