【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「それなら私もっ....」



手伝おうと声をあげたけれど、



「愛莉はお客さんなんだから座っていて。そんなに量もないから」



と光輝くんに言われて、椅子に座らせてもらったままお手伝いに参加することは叶わなかった。



申し訳ない気持ちになるけれど、強引にお手伝いするわけにはいかないので座って料理が並べられるのを待つ。



するとテーブルの上には次々とおいしそうな料理が並べられていく。



どの料理にもつやがあるし、より食欲をそそられるような美味しそうな香りが鼻をくすぐる。



お店で出てくる料理と遜色ないというか、むしろお店以上ではと思ってしまう。



中には見た目だけでは名前が分からない料理もあるけど、それがおいしそうということだけは分かる。



お母さん、あれだけ綺麗で料理もできてとなると光輝くん以上のハイスペック人間である可能性が浮上してきた。