【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




そんな時に、バタバタと音が聞こえてうつむいていた顔を上げると



「愛莉さ~ん!」



いきなり温かい体温に包まれた。



誰かに抱きしめられたからだとすぐに分かった。



「乃々香ちゃん!久しぶり」



「お久しぶりです!来てくださったんですね!嬉しい~」



制服姿じゃないラフなTシャツとショートパンツ姿の乃々香ちゃんだった。



いつもよりは緩い感じだけど、可愛さは増していてまぶしいくらい。



「私も乃々香ちゃんに会いたかったからね。誘ってくれてありがとう」



「あたしもです!リビングはこっちなので、どうぞ~」



笑った姿は相変わらず光輝くんに似ていて、可愛らしい。



あの時に初めて会ったけど、こんなにも歓迎してくれて嬉しいな。



緊張していたけど、乃々香ちゃんの笑顔とテンションに癒されて少し和らいだ気がする。