「成瀬さん!!」
私の家に着いて、中で待っていた大我は勢いよく出てきて、隣にいた光輝くんに抱き着いた。
「おぉ、大我くん、元気いっぱいだね」
いきなり抱き着いてきた大我を受けとめつつ、よしよしと頭を撫でていた。
「会えて嬉しいんだもん!いつもお姉ちゃんと会ってるのに、僕には会ってくれないから」
「ごめんごめん。俺も大我くんには会いたいと思っているよ」
「本当に!?」
「本当だよ。だから今日は会えて嬉しいな」
「僕もだよ~」
.....うん、完璧に2人の世界が出来上がっている。
私は入る余地がないというか、眼中にすらないといった空気感が作り出されている。
この2人が本当の兄弟だと言っても知らない人なら信じてしまうほどだと思う。
それくらいに大我の光輝くんへの懐きようはすごい。



