【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




あの時の光輝くんはあたふたしていて、少しかわいかったな、なんてね。



私が声をかけて案内した時、とても感謝された。



あの時は光輝くんの名前も知らなかったけど、絶対に良い人なんだろうなと思った。



「それから、たまたま同じクラスになって仲良くなっていった感じかな」



入塾した子は、先生達がどこかのクラスに振り分けるシステムなんだけど、たまたま光輝くんは私のいるクラスにやってきた。



持ち前の明るさと社交性であっという間にみんなの中心にいたなぁ。



「そうだったんだ⁉︎なんか運命みたい....!」



「運命と言えるかは分からないけど、そうだったらいいなと思うよ」



「.....!!」



そう話す光輝くんの顔を横から盗み見ると、あまりに素敵だったから。



運命なんてそんな素敵すぎるものを願ってくれてるなんて思わないよ。