【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「........」



この誰も話さない沈黙はどうしたらいいのか分からない。



他に何か言うべきことがあるのだろうか。



萌花が紹介してほしいと言ってきたから、萌花が進行してくれると思ってたのに。



案外、そうではないことはこの数分だけで分かってしまった。



「あ、あの2人とも......」



何か話さなきゃいけないことは分かるけど、何を話せばいいのか分からなくてとりあえず2人に声をかける。



けど、声をかけたとしてその先は何を言えばいいの?



何か話してほしい?なにかか何か聞きたいことはある?



そんなこと言ったとしても、たくさん質問されて困るのは私の方だ。



偽りであることを悟られてしまうかもしれないから。



「....愛莉!」



「は、はい⁉︎」



ずっと黙っていた萌花がいきなり大きな声を出して私の名前を呼んだ。