.....ここは私から話を切り出すべきだよね?
光輝くんも戸惑っているだろうし、萌花や忍くんも自分から話す感じじゃないし。
誰かが話さないとこの微妙な空気感は変わらないと思うから、先陣を切らないと。
「あの、えっと....今日は2人とも時間を作ってくれてありがとう。紹介するね」
どう切り出せばいいか分からなすぎて、変な感じになってしまったけど気にしない。
「私の...彼氏の、成瀬光輝くんです。私達と同級生だよ」
向かいにいる2人の顔を見ながら、紹介して最後に隣にいる光輝くんの顔を見る。
「初めまして、成瀬光輝です。愛莉とは塾が一緒でそこから付き合い始めました」
ここにミーハーな女の子がいたら卒倒してしまうんじゃないかと思うくらい、完璧な笑顔で挨拶をしてくれた彼。
しばらく経っても萌花と忍くんは話さなくて、また変な沈黙の時間が続いた。



