【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




扉を開けるとカランコロンとベルが鳴り、店員さんがやって来てくれる。



ちなみによく通っているせいか、店員さんとも顔馴染みになってきた。



「いらっしゃいませ!お連れ様はあちらの席にいらっしゃいますよ」



案内された方向を見ると、既に座っていた萌花がこちらに手を振っていた。



「ありがとうございます」



店員さんにお礼だけ言って、萌花達が座っている席へ向かった。



「急いで来たつもりだったけど、待たせちゃった?ごめんね」



「ううん、そんなことないよ!あたしと忍が早く来ちゃっただけだから」



既に萌花と忍くんは横に並んで座っていたため、私と光輝くんが並んで2人に向かい合う形で座った。



そうしてようやくキャストは揃った。



全員座ったのは良いものの、誰から話せばいいのか分からず沈黙が生まれる。