【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「愛莉、おはよー」



「おはよう、光輝くん」



そんなことを考えていると、爽やかな光輝くんがやってきた。



当たり前のように挨拶してくれること、私の隣に座ってくれることが嬉しい。



そんな何気ない日常に私という存在が絡んでいることが幸せ。



あの水族館デートから、光輝くんと2人で出かけたことはない。



でもメッセージで連絡したり、電話をしたりしてたくさんのことを話した。



彼のことが好きだと自覚してから私自身の変化に驚く毎日。



直接会えないことが寂しいし、メッセージを打つだけでも緊張してしまう。



電話で声を聞ければ胸が高鳴るし、近くにも遠くにも感じられる距離感にもどかしさを感じる。



でもその変化は決して嫌なものではなくて、新しい自分に少しそわそわしている感じ。



ウキウキしてドキドキして少し不安もあるような。