【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「じゃあ行ってきます!遅くなったら夕飯は冷蔵庫にあるから、温めて食べてね」



「分かった。いってらっしゃい〜」



そんなに遅くならないつもりだけど、もし遅くなって待たせたら悪いから夕ご飯も作ってある。



大我を1人にするのは心苦しいけど、あまり構いすぎても子供扱いするなって怒られちゃうから。



まだ小さくて幼いと思っている弟だって自分が気づかない成長を日々遂げている。



そして気づいたら自分を追い越して大人になってしまうんだろうな。



外に出る直前、大我の笑顔を確認して問題ないと判断し、ドアに手をかける。



私に心配をかけまいと無理をして笑ってることが過去にあったから。



大好きな弟のことだから私が気づかないわけないのに。



そんな健気な弟の気持ちが嬉しくて、でもそんな行動させているのが姉として情けなくて。



結局、気持ちは隠さないでと言ったなぁ。