【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




「今日俺のわがままに付き合ってくれたお礼!お土産コーナーで買おうか迷ってたでしょ?」



「なんで知ってるの...?」



迷ってる時も声に出した覚えはないし、そんなにキーホルダーを見つめてたのかな?



「大我くんに真剣にお土産選んでる時に、愛莉が立ち止まって見てたのはこのキーホルダーだったからさ」



「....ありがとう、嬉しい」



あのイルカショーを見てから、今まで以上にイルカが可愛く思えてたまたま見つけたキーホルダーに惹かれてしまった。



でも大我の分を買おうと決めたから、泣く泣く諦めたはずだった。



それをまさかプレゼントしてもらえるなんて、こんなにも嬉しいことがあっていいの?



「でも私、光輝くんにあげられるものがなくて...」



「そんなのいいよ。来る時から、愛莉に今日のお礼として何かあげようと決めてたから」



この人はどこまで完璧でどこまで人を喜ばせたら気が済むんだろう。