【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




ようやく見つけることができた洋太くんのご両親を彼の元へお連れする。



きっとはぐれたことに気づいた時からずっと探されていたんだろうなということ分かる。



だって綺麗にセットされていたはずの髪型が少し乱れているから。



「洋太..!!」



「...ママ!パパ!」



楽しそうに光輝くんと遊んでいた洋太くんは、ご両親を見ると一目散に走り出した。



嬉しそうにギュッとお母さんに抱き着く姿に心底、合流出来てよかったと思う。



「もうどこへ行ってたの!ずっと探してたんだから」



「...ごめんなさい、ママ」



怒っているお母さんの目は潤んでいて、今にも涙がこぼれそうになっていた。



「無事でよかった....。何もされてない?怖いことなかった?」



「うん。....お姉ちゃんとお兄ちゃんが一緒にいてくれたから」