【完】始まりは偽彼氏、でも本気の恋




それから私と光輝くんと洋太くんは館内に戻り3人で、ご両親を探した。



最初はあまり話さなかった洋太くんだけど、時間が経つにつれて徐々に話してくれるようになった。



ご両親の服装も覚えていて教えてくれたから、似た人を探している。



お互いに探し回っているからこそ、すれ違ってしまっているのかもしれない。



早く見つけてあげたい気持ちだけが募るのに、こういう時に限って見つからないことが悔しい。



さすがに歩き回って洋太くんも疲れたと思うので、近くに会ったソファに3人並んで座った。



「洋太、疲れただろ?飲み物飲むか?」



「ありがとう!」



いつの間にか私よりも仲良くなっていた光輝くんと洋太くん。



年は離れているけど、男の子同志で波長が合うのかもしれないな。



そんな2人を微笑ましく思いながら、周囲に視線をさまよわせていると1組の夫婦が目に入った。