そんなペンギンコーナーを回って、イルカショーの時間が近づいてきたので私と光輝くんはステージがある上へあがった。
この水族館の売りでもある最大のショー。
ステージは屋外にあって、かなり広い。
「もうかなり人が集まってきているね」
かなり広いステージで座る席もたくさんあるけど、今の時間帯でもかなり埋まっていた。
「さすがに人気だね。俺の手、離さないでよ」
こんな人混みの中でも、彼は先に行き道を切り開いてくれる。
私が歩きやすいようにしてくれているのだとすぐに気づいた。
あれからずっと繋がれている手は意識すると、絶対に恥ずかしくなるからなるべく意識しないようにしていた。
手汗でベタベタしてないかなとか、指太いとか思われてないかなとか色々考えてしまうから。



